こんにちは。自由が丘・二子玉川・武蔵小杉エリアで髪質改善に特化している美容室curio(キュリオ)です。
当サロンは世田谷区尾山台(東急大井町線尾山台駅から徒歩30秒)にあります。

縮毛矯正で髪がぺたんこになり、ボリュームがなくなりお悩みではありませんか?
「縮毛矯正をかけたのに、なぜか髪がぺたんこになってしまった…」
せっかく時間とお金をかけて手に入れたはずのサラサラなストレートヘアが、「ぺたんこ髪」になってしい「スタイリングが決まらない」といった新たな悩みを抱えている方は少なくありません。
縮毛矯正は、くせ毛の悩みを解消し、美しいストレートヘアを実現する素晴らしい施術です。
しかし、一歩間違えれば、根元から毛先まで不自然にまっすぐになり、本来の髪の自然な丸みやボリュームが失われ、「ぺたんこ髪」という失敗につながることがあります。
でも、ご安心ください。私は長年、多くの髪の悩みに向き合ってきた美容師です。この「縮毛矯正後のぺたんこ髪」の悩みは、決してあなた一人だけのものではありませんし、適切な知識と対処法を知れば、必ず改善へと導くことができます。
この記事では、なぜ縮毛矯正で髪がぺたんこになってしまうのか、その美容師側から見た具体的な原因を徹底解説します。さらに、すでにぺたんこ髪になってしまった場合の自宅でできる応急処置から、美容室での修正・改善策、そして二度と同じ失敗を繰り返さないための予防策まで、プロの視点から詳しくお伝えします。
縮毛矯正で髪がぺたんこになる主な原因
縮毛矯正で髪がぺたんこになってしまう原因は一つではありません。
主に、
『薬剤の選定ミス』
『施術技術の不足』
『カウンセリング不足』
の3つの要素が複雑に絡み合って発生することがほとんどです。ここでは、それぞれの具体的な原因について詳しく解説していきます。
薬剤選定のミスによる失敗
縮毛矯正の成功は、髪の状態に合わせた適切な薬剤選定にかかっています。この選定を誤ると、髪への負担が大きくなり、ぺたんこ髪の原因となることがあります。

髪質に合わない強すぎる薬剤
縮毛矯正に使用される薬剤は、髪の内部にある結合を切断し、形を変える役割を持っています。お客様の髪質(細い、太い、軟らかい、硬い、ダメージがあるなど)や、これまでの施術履歴(カラー、パーマ、過去の縮毛矯正など) に対して、強すぎる薬剤を選んでしまうと、髪に過度な負担がかかります。
特に、細毛や軟毛、すでにダメージを受けている髪に強い薬剤を使用すると、髪の内部で過剰に反応をし、髪本来の弾力やコシが失われてしまいます。その結果、髪が力なくぺたんこな仕上がりになってしまうのです。
髪質の種類 | 不適切な薬剤選定 | ぺたんこになる理由 |
---|---|---|
細毛・軟毛 | 強すぎる薬剤 | 髪の内部結合が過剰に切断され、弾力とコシが失われるため |
ダメージ毛 | 強すぎる薬剤 | 髪が過度に軟化し、ぺたんこになる |
健康な硬毛・多毛 | 適切な薬剤でも放置時間や塗布量が不適切 | 薬剤が効きすぎると、髪のしなやかさが失われ、不自然なストレートになることがあるため |
薬剤の放置時間による失敗
薬剤の放置時間も、縮毛矯正の仕上がりを大きく左右する重要な要素です。薬剤の塗布量や、髪への浸透具合を見極めずに放置時間が長すぎると、髪が過剰に軟化してしまい、髪本来のハリやコシが失われます。これは「過軟化」と呼ばれ、髪がぐったりと力なく、ぺたんこになってしまう直接的な原因となります。
逆に、放置時間が短すぎると癖が十分に伸びきらず、縮毛矯正の効果が得られないこともありますが、ぺたんこになる原因としては過軟化の方が深刻です。
薬剤の放置時間 | 髪への影響 | ぺたんこになる理由 |
---|---|---|
長すぎる | 髪の過剰な軟化(過軟化) | 髪の内部構造が破壊され、ハリとコシが失われ、頭皮に張り付くような状態になるため |
短すぎる | 薬剤の作用不足 | 癖が伸びきらないため、ぺたんこにはなりにくいが、目的のストレート効果が得られない |
施術技術の不足による失敗
縮毛矯正は薬剤だけでなく、美容師のアイロン操作や根元へのアプローチといった技術力が仕上がりに大きく影響します。経験や知識の不足が、ぺたんこ髪を引き起こすことがあります。

アイロン操作の誤り
縮毛矯正の工程の中でも、アイロンによる熱処理は髪の形を決定づける非常に重要なステップです。このアイロン操作に誤りがあると、髪が不自然にぺたんこになってしまうことがあります。
・根元の角度が不適切
アイロン操作で大切なのは、アイロンを入れる方向です。髪がもともと生えている方向に沿ってアイロンを入れる事が自然な髪の立ち上がりを作ってくれます。
例えば髪の向きを直したいからといって、髪の生えている方向に逆らってアイロンを入れてしまうと、髪は不自然なストレートになり、ぺたんこに見えます
・アイロンの熱が強すぎる
髪に必要以上にアイロンの熱が入ってしまうと髪は硬くなり、自然な動きができない髪になって髪の立体感がなくなってしまいます。
アイロン操作の誤り | 具体的な影響 | ぺたんこになる理由 |
---|---|---|
根元の角度が不適切 | 髪が潰れる、自然な丸みが失われる | 不自然なストレートになり、ぺたんこに見える |
アイロンの熱が強い | 髪のタンパク質変性、熱ダメージ | 髪が硬く、立体感が失われてぺたんこに見えるため |
根元への過度なアプローチ(根折れ)
縮毛矯正で自然な仕上がりを目指す上で、根元の処理は非常にデリケートな部分です。根元ギリギリまで薬剤を塗布すると、髪の生え際から不自然に折れて、髪の自然な立ち上がりが失われてしまいます。これにより、頭頂部や全体のボリュームが失われ、ぺたんこに見える原因となります。
特に、毛量が少ない方や髪が細い方は、根元への過度なアプローチによって、より一層ぺたんこ感が強調されてしまうことがあります。

カウンセリング不足による失敗
美容師とお客様の間でのカウンセリングが不十分であることも、縮毛矯正の失敗、特にぺたんこ髪に繋がる重要な原因の一つです。コミュニケーション不足は、薬剤選定や施術方法の誤りに直結します。
髪の状態や履歴の確認不足
お客様の髪の状態や過去の施術履歴は、適切な縮毛矯正を行う上で不可欠な情報です。美容師が以下の情報を十分に確認しないまま施術を進めると、失敗のリスクが高まります。
- 過去のカラー、パーマ、縮毛矯正の履歴: 髪のダメージレベルや、薬剤への反応性を正確に把握するために重要です。
- 自宅でのヘアケア方法: 普段のシャンプーやトリートメント、ヘアアイロン、ホームカラーの使用状況などが髪の健康状態に影響を与えています。
- 髪のダメージレベル: 毛先の乾燥、枝毛、切れ毛の有無、髪の内部の状態などを確認せず、健康な髪と同じように施術してしまうと、髪に過度な負担がかかり、ぺたんこになるだけでなく、深刻なダメージを引き起こす可能性があります。
確認不足の項目 | リスク | ぺたんこになる理由 |
---|---|---|
過去の施術履歴 | 髪のダメージレベルや薬剤への反応性を誤認 | 髪の状態に合わない薬剤や熱処理により、髪が過度に軟化し、ぺたんこになる |
自宅でのヘアケア方法 | 髪の現状や耐性を正確に把握できない | 薬剤の浸透度や反応が予測不能となり、不適切な施術に繋がりやすい |
髪の健康状態 | 髪の内部構造や耐性を見誤る | 髪に過度な負担をかけ、コシや弾力を失わせ、ぺたんこ状態を引き起こす |
縮毛矯正でぺたんこ髪になってしまった時の対処法
縮毛矯正の失敗で髪がぺたんこになってしまった時、鏡を見るたびに憂鬱な気持ちになるかもしれません。しかし、諦める必要はありません。適切な対処法を知っていれば、その状態を改善し、理想のスタイルに近づけることが可能です。ここでは、ご自宅でできる応急処置から、プロの美容師に相談してできる修正方法まで、具体的な対処法を詳しく解説します。
自宅でできる応急処置とケア
ぺたんこ髪になってしまった直後から、ご自宅でできるケアはたくさんあります。これ以上髪に負担をかけず、少しでもボリューム感を取り戻し、髪の健康を保つための応急処置と日々のケアをご紹介します。
ボリュームアップを意識したドライヤー
縮毛矯正後のデリケートな髪には、ドライヤーの方法が重要です。ぺたんこ髪を改善するためには、髪の根元を立ち上げる乾かし方を意識しましょう。
ドライヤーを使う際は、まずタオルで優しく水気を拭き取ります。その後、髪の根元から乾かすことを意識し、下から上に風を当てて根元を立ち上げるように乾かします。分け目をいつもと逆にする、またはジグザグに分けて乾かすのも効果的です。完全に乾かしきることで、寝癖や余計なボリュームダウンを防ぎます。最後に冷風を当ててキューティクルを引き締めると、ツヤが出てまとまりやすくなります。
自宅でのヘアアイロンは控える
根元が折れてしまった場合は、自宅でアイロンを入れることによって一時的に改善することはできるのですが、その部分のダメージが進行して、後々、美容室で直す場合に支障が出てしまいますので、自宅でのアイロンは控えてください。
美容室での修正や改善策
ご自宅でのケアだけでは改善が難しい場合や、より本格的な修正を望む場合は、プロの美容師に相談することが最も確実な方法です。髪の状態を見極め、最適な修正方法を提案いたします
縮毛矯正後の根元の修正
縮毛矯正後、『根元が折れてしまった』、『根元がつぶれてしまった』というケースは美容室での修正が可能な場合もあります。
・1.5ヶ月ぐらい期間をあける
根元折れの修正としては、折れた部分に縮毛矯正をかけ直して『折れをとる』という方法になります。直後では折れた部分が根元すぎてアイロンが届かないので、1.5ヶ月ぐらい伸ばして、アイロンが届く位置にきたら修正することができます。
・修正するまでの間、ダメージを進行させない
根元が折れた部分には、通常よりも負担がかかっています。その部分に縮毛矯正を掛け直すのでダメージが進行してしまうと、『折れた部分から切れる』というリスクもあります。
・シャンプー後しっかりと乾かす
・アイロンで自分で伸ばそうとしない
最低限この2つは守ってください
相談する際は、正直に縮毛矯正でぺたんこになってしまったこと、その時の状況、そして現在の髪の悩みや希望する仕上がりを具体的に伝えることが大切です。美容師は、あなたの髪のダメージレベル、髪質、履歴などを総合的に判断し、最適な修正方法や今後のケアプランを提案してくれます。
二度と縮毛矯正でぺたんこ髪にしないための予防策
一度縮毛矯正でぺたんこ髪を経験すると、「また失敗するのでは」という不安がつきまとうものです。しかし、正しい知識と準備があれば、二度と同じ失敗を繰り返すことはありません。ここでは、美容室選びから日々のケアまで、二度とぺたんこ髪にしないための具体的な予防策を詳しく解説します。
失敗しない美容室と美容師選びのポイント
縮毛矯正の成功は、美容室と美容師選びでほとんど決まると言っても過言ではありません。特に、ぺたんこ髪を避けるためには、以下のポイントを重視して選びましょう。
カウンセリングの丁寧さ
初回カウンセリングで、髪の状態(ダメージ履歴、髪質、癖の強さ、細さなど)を細かくヒアリングし、施術内容について丁寧に説明してくれる美容師を選びましょう。あなたの髪の悩みに真摯に向き合い、適切な薬剤選定や施術方法を提案してくれるかが重要です。曖昧な説明で施術を進めようとする美容室は避けるべきです。
また価格帯が安い美容室は施術時間を早くするために、カウンセリングにあまり時間が取れないことが多いので注意です
縮毛矯正の専門知識を持つ美容師
縮毛矯正は高度な技術と知識を要する施術です。美容師が縮毛矯正に関する専門的な講習を受けているか、得意分野として明記しているかを確認しましょう。髪のダメージレベルや癖の種類に応じた薬剤の使い分け、アイロン操作の技術など、専門的な知識と経験が豊富な美容師であれば、ぺたんこ髪のリスクを大幅に減らすことができます。
施術前の正しいカウンセリングの受け方
美容師選びと同じくらい重要なのが、あなた自身がカウンセリングでどれだけ正確に情報を伝えられるかです。遠慮せずに、あなたの髪の悩みや理想を具体的に伝えましょう。
髪の履歴を具体的に伝える
過去の縮毛矯正やカラー、パーマの履歴、自宅でのヘアケア方法、髪の悩みなどを具体的に伝えましょう。また過去の施術で失敗した経験も正直に伝えることで、美容師はあなたの髪質やダメージレベルを正確に把握し、最適な薬剤や施術方法を選定できます。
理想のスタイルを明確に共有する
希望するヘアスタイルは口頭だけでなく、スタイルが写っている写真や画像を見せて具体的に共有しましょう。これにより、美容師との間に仕上がりのイメージのズレが生じるのを防ぎ、「思ったのと違う」という失敗を未然に防ぐことができます。
縮毛矯正後の正しいホームケア
縮毛矯正後の髪は非常にデリケートです。自宅での適切なケアを怠ると、せっかくの施術が無駄になり、ぺたんこ髪やダメージの原因となることがあります。美容室での仕上がりを長く保ち、髪の健康を守るために、以下のホームケアを実践しましょう。
正しいドライヤーとブラッシングの方法
洗髪後は、タオルドライでしっかりと水気を切り、ドライヤーで完全に乾かすことが大切です。濡れた髪はキューティクルが開いており、最もダメージを受けやすい状態です。
ドライヤーは根元から乾かし始め、指で髪を持ち上げるようにして、根元のボリュームを出すように意識して乾かしましょう。毛先は熱を与えすぎないよう、冷風を適度に取り入れるとツヤが出ます。
ブラッシングは、髪が乾いた状態で行い、粗めのコームやブラシで優しくとかしてください。濡れた髪を無理にブラッシングすると、切れ毛やダメージの原因となります。
まとめ
縮毛矯正で髪がぺたんこになる失敗は、主に薬剤選定のミス、施術技術の不足、そしてカウンセリング不足に起因します。しかし、決して諦める必要はありません。
もしぺたんこになってしまっても、適切な自宅での応急処置や美容室での修正によって改善の道は開けます。
二度と同じ失敗を繰り返さないためには、この記事で解説した「信頼できる美容室選び」「施術前の徹底したカウンセリング」「施術後の適切なホームケア」が何よりも重要です。これらの対策を実践し、自然で美しいストレートヘアを維持しましょう。
今後の縮毛矯正の参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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