【原因と対処】縮毛矯正は髪が痛む? 傷ませない縮毛矯正とは?

コラム

『縮毛矯正をかけると髪が傷む??』
というご相談をよく受けます。

縮毛矯正はなぜ傷むのか?
またなるべく傷ませない対処方法はあるのか?

結論から言うと縮毛矯正で髪に負担が『全くない』というものは存在しません。

只、『髪が傷んだ』という事を全く感じないぐらい、むしろ実感的にはトリートメントをしたんじゃないかというぐらいに綺麗にしなやかに施術をすることは可能になっています。

縮毛矯正の施術例

これは縮毛矯正と言わなければ、むしろトリートメントの仕上がりですね

その反面、縮毛矯正で髪が傷んでしまったという実例があるのも事実です。

今回は、縮毛矯正をなるべく傷ませないで綺麗にかけるための知識とポイントを髪質改善美容師が掘り下げて解説したいと思います。





縮毛矯正の原理


縮毛矯正の髪の痛みを知るために、まずは縮毛矯正の仕組みから簡単にご説明いたします。

髪はタンパク質からできていて、そのタンパク質の結びつきの一部をお薬で緩めることで髪の形状を変形させる事ができます。


結びつきが緩まった時に、アイロンを使って髪をまっすぐに形成して、もう一度お薬で結びつけるのが縮毛矯正の仕組みです。

このお薬がパーマ液(還元剤)と呼ばれるものです。

ストレートパーマ(縮毛矯正)のお薬も、ウェーブパーマのお薬も配合比率の違いはあれどパーマ液の主成分は実は一緒なんですね。

縮毛矯正は、アイロンの『熱』『薬剤』の2つの力を使って髪の形状を整えていく技術です。そのおかげで髪のクセがしっかりと伸びて長期間持続することが可能になっています





傷みの原因



まずは縮毛矯正の傷みの大きな原因の1つ『熱』です。
アイロンの温度と関係があります。

先ほど髪はタンパク質でできているとご説明をしましたが、タンパク質というのは熱によってダメージを負います。身体でいうところの火傷ですね。

タンパク質は熱が加わると固くなります。

料理を思い浮かべてください。卵にしてもお肉にしても、生の状態より加熱すると固くなりますよね。これがタンパク質の『熱変性』です。

髪の熱変性 = 髪の火傷 = 髪のダメージ という事です。


髪には痛覚がないので火傷をおこしても気がつかないですが、タンパク質でできているのでこの『熱変性』は起こります。

何℃で起こるかというと、髪が濡れている状態で約60℃髪が乾いている状態で約130℃。で熱変性は始まると言われています。

髪は湿っているほど低い温度でも傷みやすい事がわかります

また身近な例でいうと、『サウナ』と『お風呂』です。
サウナの温度は90℃〜100℃です。でも体は火傷しないですが、90℃のお風呂に入ったら間違いなく大火傷です。サウナは乾いた熱。お風呂は湿った熱。たんぱく質はこの『湿熱』に弱い特性があります。

みなさんも『髪が湿ったままコテは使わないでくださいね。』と美容師さんに言われた記憶はありますよね? まさにこの事です


縮毛矯正では180℃の温度でアイロンを操作していきます。

『高温だしやっぱり傷むんだ・・・・』と思うかもしれないですが、縮毛矯正をかけると自宅でのアイロン頻度は減ります。

毎日自宅でアイロンを入れるのと、数ヶ月に1度美容室で縮毛矯正をかけるのでは、髪のタンパク変性の度合いは縮毛矯正のほうが圧倒的に少なく済みます。





薬剤


薬剤の強さが、髪の傷みと関係しているのは想像しやすいと思います。
その薬剤の中で特に関係しているのが【pH】です。『ペーハー』『ピーエイチ』などと呼ばれているものですね。
急に化学がきましたね。。。。。。
アルカリ性とか酸性とかいうヤツです。




分かりやすく、また身近なもので例えてみましょう
【温泉】でいきます
・・・早く落ち着いて行けるご時世になって欲しいものです

『美肌の湯』というのがあったとします。お肌がツルツル、スベスベになるお湯ですね。この性質の温泉はだいたい『アルカリ性』を示します。

アルカリ性はタンパク質を柔らかくする性質があります。ですのでお肌の表面が柔らかくなってツルツルになるんですね。


温泉のように作用が弱いものならいいのですが、縮毛矯正剤のような薬剤になるとその性質が強くなります。

ここ重要なのが、アルカリ性の薬剤は強くなる傾向があるだけで、髪が傷むとう事に直結するのもではありません。

少し難しいですよね。。。

髪が太く、クセも強い髪には、ある程度強い薬剤を使用しないとクセが伸びません。何事にも必要最低限というものは必要です。髪にも髪質によっては『アルカリ』が必要という事です。

逆をいうと
髪が細く、クセもそれほど強くない髪には『アルカリ』はいらない場合もあります
最近インスタなどで目にする『酸性縮毛矯正』ですね

ブリーチ毛などにも縮毛矯正がかけられるぐらい優しいし、髪が『傷まない』という文句で出ている事が多いですが、ここも注意が必要です。

正しくは『傷まない』ではなく『傷みにくい』です。

酸性縮毛矯正は、そのメリットは大きいですが操作方法がとてもシビアな部分が多いので過信してしまうと傷んでてしまう事は大いにあります。

『酸性縮毛矯正』だから傷まないという事はないのでご注意ください。





カット


縮毛矯正の髪の傷みと関係ないようなこの項目ですが、縮毛矯正をかける時のカットの状態が傷みに結びつく時があります。

『 梳(す)き 』です。
髪にクセがある方は膨らみやすく、広がりやすいので、髪をいっぱい梳いて欲しいと要望される事が多くあります

多く梳いてある髪は、その梳いてある部分が薬剤を必要以上に吸収しやすいため傷むリスクが高くなります

ぴょんぴょん跳ねている髪が梳いた部分です

また意外と知られていない事実が、髪は梳いても膨らみや広がりは収まらないという事

髪の膨らみや広がりに原因は髪の『クセですので、梳いて『毛量』を減らしても収まらないのです。
膨らむ原因である『クセ』を取ることが唯一の改善策です。

縮毛矯正をかける前に、髪を多く梳くのは控えておいた方が安全です。





その他


縮毛矯正をする際の傷みの原因として、美容室外での事が影響するケースも大いにあります。


セルフカラー

ご自身で市販のヘアカラーをされている場合には髪は傷むリスクが跳ね上がります。

市販のヘアカラー剤は、一般の方が使用してもちゃんと染まるようにサロン用ヘアカラー剤よりも強く作られています。 それが原因で傷みやすいのはもちろんなのですがそれ以外の原因のほうが厄介だったりするのでご説明いたします。


ヘアカラーの頻度


ご自身でヘアカラーをされる方は2〜3週間に1回、よく見えるお顔まわり分け目だけをされる方が多いように思います。そして見えない後ろの方は数ヶ月に1回ぐらい。

この何がいけないのかというと『ダメージの差』です。後ろを1回ヘアカラーする間に、お顔周りは5〜6回していまう事になるからです。それだけ部分的にダメージが進みます。

通常、髪のダメージに合わせて薬剤の塗り分けという事をします。ダメージのない髪には通常の強さの薬剤。ダメージのある髪には弱い薬剤をというようにです。

ご自身でヘアカラーをした場合には毎回の塗り方、塗る範囲がバラバラです。髪がどこまで傷んでいるかが曖昧なため、この塗り分けもできないので綺麗に縮毛矯正をかけるのが困難になってきます。




残留成分


ヘアカラーをして2週間ぐらいは『ヘアカラーの髪に良くない成分』が髪に残ってしまいます。これは通常のシャンプーでも抜けません。

この成分が髪に残っているうちに縮毛矯正の薬剤が付くと、薬剤が急激に反応を起こして髪に大きなダメージを与えてしまいます。

ご自身でヘアカラーをされた場合は、2週間は縮毛矯正をするのを待ってください。





お家でのアイロン


最初の項目でも出ましたが、お家での毎日の高温アイロンはとても傷みます。縮毛矯正をかけなくても髪のタンパク質は火傷を負った状態になっています。

せめて完全に乾いた状態で髪にアイロンを入れましょう。






傷ませない・綺麗な縮毛矯正の為に必要な事とは?


縮毛矯正のリタッチと周期


縮毛矯正を定期的にかけるうえで、髪の傷みを1番防ぐ方法が髪が伸びてきた部分だけをかける【縮毛矯正のリタッチ】です

縮毛矯正をかけている方で髪にダメージのある方の大半が2回目以降も毛先まで縮毛矯正をかけている方です。

また
『毛先のまとまりが悪くなってきた』という理由で毛先まで縮毛矯正をかけたいというお客様もいらっしゃいますが、毛先のまとまりも根元に縮毛矯正をかけてあげればまとまります。

根元のクセが影響をして毛先のまとまりを悪くしてしまっている為です。

縮毛矯正をリタッチでかけてあげたあげた方がいい理由や、縮毛矯正をかける周期が髪の傷みの原因になっている意外な理由をまとめた記事がありますので、こちらも是非ご覧下さい。






髪の履歴


縮毛矯正をかける美容師の技術力が高いことは前提になってはしまいますが、縮毛矯正をかける部分の『髪の履歴』は重要です。

例えば、髪の長さが胸上で、30〜40センチぐらいの髪の長さとします。その方が全体に縮毛矯正をかけるとなったら過去3〜4年間の施術履歴は把握しておきたいということです。



髪の履歴とは
・ヘアカラーの周期はどれくらいか?
・ヘアカラーはリタッチカラーかフルカラーか?
・ヘアカラーは美容室でやっているか?
・カットの周期はどれくらいか?
・ブリーチ履歴はあるか?
・縮毛矯正履歴はあるか
・パーマ(デジタルパーマ)履歴はあるか?
・お家でのアイロン(コテ)頻度は
などの項目です

ここが正確に分かるのと分からないのでは、クオリティの高い仕上がりへの確率が、だいぶ変わってきます。





最低3回は通う


初めてのゲストに縮毛矯正をかけさせて頂く場合は、経験のある美容師でもリスクを考えて、最大限傷ませないようにジャストより少しだけ弱めの設定で縮毛矯正を施術していきます。 

髪質は千差万別、『絶対』という事がないので、上手な美容師ほどこのような考えです。

そのわずかなズレを2回目、3回目で修正していき3回目で完全な状態へもっていきます。

ですので、1回目で『なんとなくいいかも』と感じた美容室には、3回は通ってみてください。クオリティーが上がっていくはずです。





ブリーチ・・・


縮毛矯正をかける上で厄介なのがブリーチです。


ブリーチをしたいという心情はとても分かるので、『縮毛矯正をかけるかもしれない』という可能性がすこしでもある方は、その旨を美容師さんに伝えてブリーチをするタイミングやブリーチの方法をご相談下さい。

タイミングとしては、先に縮毛矯正をしてから、後にブリーチが好ましいです。

方法というのは、グラデーションカラーやインナーカラーのようにブリーチ部分がはっきりと分かれているのが好ましいです。バレイヤージュのように混ざっているブリーチは縮毛矯正が難しくなります。







まとめ


『熱』『薬剤』は縮毛矯正には必要不可欠な要素です
何が傷む原因で、その原因をなるべく無くしていけば縮毛矯正の仕上がりは格段にあがります。

・いままで縮毛矯正で傷んでしまった方。
・縮毛矯正で綺麗な仕上がりになったことのない方。

上手な美容師さんに出会えてなかったのかもしれないですし、もしかいたらご自身で縮毛矯正を困難な状態にしてしまっていたかもしれません。

今回のブログを参考に、改善できそうなポイントはぜひやってみてください。


また、縮毛矯正のよくある質問をまとめた記事です。
こちらも参考にどうぞ。



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