こんにちは。自由が丘・二子玉川・武蔵小杉エリアで、髪質改善に特化している美容室curio(キュリオ)です。
世田谷区尾山台(東急大井町線尾山台駅から徒歩30秒)にある美容室です。
髪質改善美容室をしていると、髪に傷みのあるお客様が多くご来店されますが、その中でもダメージ度合いが特に大きいのがブリーチと縮毛矯正のよる髪のダメージです。
このような大きいダメージを負ってしまうと、ご自身だけでのヘアケアでは髪の状態を改善していくのが難しくなってきます。
今回はその中で、縮毛矯正による髪のダメージについてお話をしていきたいと思います。
縮毛矯正の傷みの種類
種類① ビビり
縮毛矯正のダメージは、髪がジリジリになってしまうこの症状がほとんどです。
一般的にこの状態になった髪は『ビビり毛』と呼ばれ、ダメージレベルは最大級に位置付けられます
この状態の髪は、自宅でのヘアケアで改善することはまず不可能で、美容室でのトリートメント施術でも経験の豊富な美容師でないとかえって症状を悪化させてしまう場合があります。
原因としては、縮毛矯正の薬剤 と アイロンの熱、またはその両方のダメージで複合して起こります。
髪の状態に対して薬剤が強すぎたりアイロン温度が高すぎたりして起こるのですが
髪が傷んでいる場合や髪がもともと髪が細い方が起こりやすく
・ブリーチ
・セルフカラー
をしている髪への縮毛矯正ではとくに注意が必要です
ブリーチは分かりやすいと思いますが
要注意はセルフカラーです。
ご自身でヘアカラーをされている髪は、私の経験上ブリーチ以上に髪が傷んでいる方が多いので縮毛矯正をされる際には特に注意をして下さい。
なるべく髪の傷みが少ない状態で縮毛矯正をかけてあげれば、ビビリは起こりにくいものです。
種類② 根折れ
髪が折れて縮毛矯正がかかってしまっている状態です
原因としては薬剤が根本に付いてしまったり、アイロン操作のミスで起こってしまいます。
これも、自宅でケアをしても直るというものではないので美容室での修正が必要となります
縮毛矯正の傷み【ビビリ】の症状と対処方法
症状
症状としては、髪が乾いた状態ではゴワゴワととても硬くとても乾燥しているような状態になり、髪が濡れると一変してクタっと全くコシのない柔らかな髪になってします。濡れた状態で髪を引っ張るとブチブチと髪が切れてしまいます。
これは髪が、薬剤と熱の影響で髪の外側の形状自体が変形をしてしまっていて、髪の中身もほぼ全て流出してしまった状態になっています
髪はとても広がりヘアスタイルを維持することも困難になってきます。
対処方法
対処方法としては、美容室での『修正』か『トリートメント』になります。
修正というのは、ビビり毛にもう一度縮毛矯正をかけて、ビビリを抑えていく方法で『ビビり直し』『ビビリ修正』などと呼ばれる方法です。
1度でかなり改善できる方法ですが、さらに傷んでしまうかもしれないリスクもあります。
もう一つはトリートメントで少しづづ状態を戻していく方法です。少し期間はかかりますがリスクが無く安全な方法だと言えます。
只、オージュア・トキオのようなシステムトリートメントや酸熱トリートメントでは効果がないので、トリートメントで直していきたい場合は、あらかじめビビりの症状を連絡した上での合うトリートメントを相談した方がいいと思います。
ビビり毛の一つに判断基準として、髪が濡れた状態で、髪にコシがまだある状態だと比較的に軽度のビビりなので改善できる確率は高いと思います。
ビビリ直しの施術例
まず、人毛のウイッグを使用して意図的にビビり毛を作りました。
かなり強い薬剤に長時間浸して高温のアイロンで必要以上に熱を加えた状態です
髪がジリジリした状態です。水で濡らすとクタッと全くコシがなく海藻の『もずく』みたいな触感です。。。
ここからビビり修正をしたいきたいと思います。
まずは、トリートメントに酸性の縮毛矯正剤を少量混ぜたものを塗布していきます
髪の状態がここまで傷むとクシを通すのも慎重に優しくしないと、それだけで断毛の危険もありますので、髪の扱いと特に優しくしていくことが大切です。
髪の状態を見ながら十数分放置し、優しく流します。
流したら、髪の強度を上げるトリートメントを多めに塗布してから乾かします。
乾かす時もなるべく髪にはテンションをかけずに乾かしてからアイロンを入れます。
これはアイロンを通した状態です。
通常の縮毛矯正より温度は低めでかなり優しめに、それでいてしっかりと水分は抜く感じでアイロンを通していきます。
ビビリ毛は髪の表面が凸凹しているのでアイロンでうまく挟めない時があります。その時は1枚布を挟んでしたりもします。
その後2液処理としますが、通常より2液の濃度は上げていきます。
2液を流したら終了となります。
流した後、ドライヤーで乾かして、軽くデンマンブラシを通した状態がコチラです
全く元どおりとはいきませんが、日常生活が送れるくらいにはなったと思います。
今回のは人毛で試したとは言え全てが同じケースとは限らないですし、ビビり直しできない場合も多数あります。
またビビリ直しはあくまで縮毛矯正の一環であり、トリートメントではありません。髪にさらに負担をかけて力技で形を修正する技術です。
修正した後の髪はデリケートな状態に変わりはないので、髪の扱いに関しては特に慎重にお願い致します。
※当サロンでの縮毛矯正のお直し・修正は施術可能なスタッフが限られている為、電話やメール・LINEでの事前のご連絡をお願いしております。ご連絡無く来店された場合は施術できませんのでご注意下さい。
縮毛矯正の傷み【根折れ】の症状と対処方法
症状
見た目で髪が折れているほど重度になるとわかりやすいですが、軽度な場合でも症状はあって
・髪にボリュームが出なくペタッとなる
・分け目が変えられない
・髪がピンピンになって動かない
けっこう思い当たる方もいるのではないでしょうか?
見た目で髪が折れていなくても、このような症状は髪の根元に少し跡がついている可能性があります。
髪が細かったり、ダメージしていたりして髪の強度が低下していると、折れたところから断毛してしまうこともあるので修正してあげた方がいいと思います
対処方法
根折れは比較的に修正しやすい場合が多いので、対処方法としては、縮毛矯正を掛け直して跡をとってあげる事です。
修正しやすいといいましても、1度縮毛矯正をかけた部分にもう1度縮毛矯正をかけるので、安易にしてしまうと逆に髪をいためてしう事もありますのでご注意下さい。
当サロンでは酸性縮毛矯正で対応しております。
※当サロンでの縮毛矯正のお直し・修正は施術可能なスタッフが限られている為、電話やメール・LINEでの事前のご連絡をお願いしております。ご連絡無く来店された場合は施術できませんのでご注意下さい。
根本が折れている場合は、かけた直後は折れている箇所が根本過ぎてアイロンが届かない為、かけてから3週間ぐらい経ってから施術が可能になります。
それまでの3週間は、大変だとは思いますが折れている箇所に負担がなるべくかからないように過ごして頂ければと思います
・ブラッシングし過ぎない
・アイロンを入れ過ぎない
・しっかりと乾かしてから寝る
などです。
また、根折れの修正に関しましても、根折れをさせてしまう美容師さんはそもそも技術力が乏しい可能性が高いので違う美容室でお願いをした方が無難かもしれません。
自宅での対処方法
ビビりにしても根折れにしても髪のダメージの中では重症な部類にはいります。
美容室での『修正』や『トリートメント』で髪の状態が良くなったとしても、まずは【見た目】が良くなったのであって、根本的なダメージがすぐに無くなっていくことはありません。
1番怖いには『断毛』。髪に引っ掛かりができて切れてしまう事です。
今までは切れないぐらいのひっかかりでも、髪の状態がとてもデリケートな状態になっているので簡単いに切れてしまいます。
髪が切れてしまっては、良くするも何もありませんから。。。。。
そのために自宅でできる事で最も重要なのはシャンプー後に髪をしっかりと乾かす事です。
髪は濡れていると強度が落ちて切れやすい状態になっています。また、髪が傷んでしまうと通常よりも乾きにくい状態にあります。
ですので完全に乾かすのに少し時間がかかりますが完全に乾かしてください。それだけでダメージの進行から守ってくれます。
私のオススメのドライヤーはこちらです
【HOLISTIC cures】ホリスティックキュアドライヤー
レプロナイザーというドライヤーはみなさんごも存知ではないでしょうか。
このホリスティックキュアというドライヤーは知名度は少し低いかもしれないのですが、もともとはこのこのドライヤーの機能を使用し派生したのがレプロナイザーです。(元の方が知名度が低くなってしまいましたが。。。)
白色と黒色がありますが、白色が『しっとり』・黒色が『さらさら』に仕上がるドライヤーになっていまして、黒色の方が若干出力が高いの『速乾』を求める方には黒色がいいかもしれません。
ドライヤーとしての性能も、風量も軽さもとても優れたドライヤーです。なんといってもコストパフォーマンスがとてもいい製品です。私も自宅ではこれの白色を使用しています。自分でも使用しているぐらいオススメです。
もしドライヤーに迷われている方がいましたら候補に入れてみてください
もうひとつはシャンプー・トリートメントをサロン専売品にかえてあげる事です。
ここまでのダメージレベルの髪にはドラックストアの置いてあるようなパブリック商品では髪の状態がかえって悪化してしう場合があります。
シャンプーを変えるだけで、髪の状態はみなさんが思っている以上にとても変わります。
オススメのシャンプー、トリートメントはこちらです
縮毛矯正で髪を傷ませない為には
縮毛矯正で髪が傷んでしまった場合はそれをケアしていく訳ですが、そもそも髪を傷ませない方がいいに決まっていますよね。
美容師側の技量は実際にサロンに行ってみないと分からないですが、お客様側にも縮毛矯正で髪がなるべく傷まないようにする手段は存在します。
それは
『デリケートな髪の状態にならないようにする』
分かり易くいうと、なるべく傷んだ髪の状態で縮毛矯正をかけないという事で、髪がとても傷むような行為はなるべく控えましょうということです。
ブリーチなどの分かりやすいのは別として、意外と気がつきにくい行為としては
・セルフカラー
・毎日の高温アイロン
です。
大げさでなくて、セルフカラーはブリーチ以上に髪が傷んでいる方がほとんどです。
毎日のアイロンとは、毛先を巻くアイロンではなく、根元のクセが気になってきたからアイロンを入れてしまう行為です。根元のクセが気になってきたら本来は縮毛矯正をかけるタイミングということです。
デリケートな髪の状態=髪が傷みやすい状態
という事です
そういう髪の状態になってしまいましたら、安価な縮毛矯正店ではなく、縮毛矯正を専門にやっているサロンでかける事をオススメ致します。
まとめ
縮毛矯正で髪が傷んだ経験のない方は、どこのお店でやっても同じだろうと思っている方が多いようですが、実際は同じにやっているお店はほとんどありません。
今回ご説明したように縮毛矯正の髪の傷みは、一回負ってしまうと回復するのに時間もお金もとてもかかります。
また、縮毛矯正を上手くかけてあげると、髪が傷まないのはもちろんのこと、髪の質感が全く変わります。驚くほど柔らかく、しなやかに、自然に、縮毛矯正はかかります。
これからの縮毛矯正で、少しでもお役に立てましたら幸いです。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
【重要】当サロンでの縮毛矯正のお直し・修正は施術可能なスタッフが限られている為、電話やメール・LINEでの事前のご連絡をお願いしております。ご連絡無く来店された場合は施術できませんのでご注意下さい。
当サロンでは無料カウンセリングやご相談、ご質問などはLINEからも受け付けています。
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